言葉と音楽

好きな、本、映画、音楽について綴ります。金城一紀、村上春樹、西加奈子、サカナクション、椎名林檎が好きです。

椎名林檎「林檎博’14」

椎名林檎「RINGO EXPO 14」

 

言わずと知れた椎名林檎さんの年女の年のライブのブルーレイ。

 


(生)林檎博'14 -年女の逆襲ー【Blu-ray】 [ 椎名林檎 ]

 

私は、この映像に収められた大阪公演の2デイズに行っていたのもあり、

思い出の公演です。

その後、ブルーレイが発売されてすぐに購入したのですが、

当時発売されたものは、完全限定生産盤で今では入手困難だそうです。

 

今回の通常盤(?)は当時入手出来なかったファン、

その後にファンになった方、待望の一枚ではないでしょうか。

 

では、内容に。

 

 

 

 

まず、なんと言ってもメンバーが豪華。

前回のバックバンドは斎藤ネコさん率いるオケに、

亀田誠治さん、カースケさん、名越さんというメンバーでした。

オケはオーケストラピットにいたので、

ステージ上は4名と、シンプルでした。

 


Ringo EXPO 08 【Blu-ray】 [ 椎名林檎 ]

 

 

 今回のステージは、

ステージ上にオケもバンドメンバーも勢ぞろいという超豪華セット!

一曲目の「今」が流れるとステージ上の半透明の幕に

バンドメンバー名が静かに表示されましたが、

 

鍵盤 ヒイズミマサユ機

ギター 浮雲

 

 この二人の名前が写された瞬間、会場は大歓声でした。

 

個人的には、SOIL&"PIMP"SESSIONSのみどりんさんのドラムが好きなので、

みどりんさんがいたことがとても嬉しかったです。

 

好い男揃いのバックバンドです。

林檎さんがお気に入りのミュージシャンを集めました、というようなメンバーで、

目でも耳でも楽しめる内容になっています。

 

メンバー紹介に関しては

「望遠鏡の外の景色」をぜひ聴いていただきたいです!

というか観ていただきたいです!

ソロ回しをしながらメンバー紹介をしているのですが、

誰もが主役級にかっこいいです。

 

どの曲も素晴らしいのですが、

厳選して見どころをいくつかご紹介いたします。

 

 

 

見どころはまず一曲目「今」

静かに幕開けしていくのですが、

林檎さんの登場の仕方にシビれました。

薄暗い会場の中、観客の頭上をレーザーが照らすのですが、

みなさんの持ってらっしゃる手旗にレーザーが当たり、

まるで波のように美しいのです。

何を言ってるかわからないと思うので

これはぜひ映像を見ていただきたいです。

その波をかき分けるように船に乗った林檎さんが登場してきます。

2008年の林檎博もそうだったのですがとても神秘的な登場シーンです。

 

BETWEEN TODAY AND TOMORROW

ヒイちゃんとネコさん、佐藤さんのための曲と言えると思います。

ステージ上で3人で演奏をするのですが、

同時に後ろに3人の演奏している映像が写されます。

後ろの映像を見ていると、それぞれの楽器から炎が上がっているのです。

もちろん、加工済みの別撮り映像なのですが、

鬼気迫る演奏に本当に炎が上がっているかのように錯覚しました。

 

 

 

 

ちちんぷいぷい

この曲が好きな人は多いと思いますが

ライブ映えする曲です。

「ご覚悟」の後のパーンという演出はとても興奮します!

RINGOのコーラスもすごく楽しかったです。

 

 

 

静かなる逆襲

なんと言っても男性4人組のステージ登場からのバズーカ発射です。

主演の林檎さんばかりに目がいってしまいますが、

気づくとステージ後方から登場するヒィちゃん、猫さん、浮ちゃん、佐藤さんの

4人が、

ステージ後方の階段でポージングをしていて、

そこからゆ〜っくり降りてくる姿が可愛くて、

その後のバズーカ発射がかっこいいです。

 

 

ぜひチェックしていただきたいのが、

「マヤカシ優男」のラストサビ前のみどりん!

ラストサビ前で一旦静かになり、ドラムがなくなるのですが、

そこからラストに向けて盛り上がる瞬間、

みどりんが会場に向かって立ち上がり、スティックを手にしながら

会場を煽っているのです!

その姿がとてもかっこいいのです!

 

 

どの曲だったのか忘れてしまいましたが、

ヒィちゃんがピアノソロをしているときに、

横でアコーディオンの佐藤さんと浮ちゃんが

並んで立ちながらヒィちゃんを指差している図が見切れています!

このキュートなおじさまたち、カッコよすぎる。

 

 

 なんだか、林檎さんのことをあんまり書いていない気がしますが、

それだけバックバンドのメンバーが豪華で素晴らしいということです!

ぜひ、ご覧になって見てください♪

 

 


(生)林檎博'14 -年女の逆襲ー [ 椎名林檎 ]

 


(生)林檎博’14 -年女の逆襲- [Blu-ray]

 

 

有川浩『ストーリー・セラー』

新潮文庫から『Story Seller』というアンソロジーが出ていまして、

「読み応えは長編並、読みやすさは短編並」というキャッチフレーズで

人気中堅作家が作品を書いていて、

当時、伊坂幸太郎さんが好きだった私は、

伊坂作品目当てにこの本を買いました。

 

 

 


Story Seller (新潮文庫) [ 新潮社 ]

 

 

この本には他に本多孝好米澤穂信有川浩近藤史恵佐藤友哉道尾秀介が作品を寄せていたのですが、

その中の有川浩の「ストーリー・セラー」という作品がすごく良くて、

数年してからその「ストーリー・セラー」という作品が

単行本になったのを知ったのですが、

当時は単行本を買う気にどうしてもなれず買いませんでした。

 

数ヶ月前に本屋さんで

この作品が文庫本になっていたのを見つけて手を伸ばしました。

 


ストーリー・セラー (幻冬舎文庫) [ 有川浩 ]

 

アンソロジーでのお話はタイトルにちなんでか、

女性作家とその夫が主人公の物語でした。

たまたま同じ職場で出会った会社員の二人が、

彼女が書いた小説をきっかけにして、付き合い、結婚します。

小説の才があった彼女は彼の勧めもあり、

仕事をやめ小説家へと転身します。

小説家として成功し、波に乗ってきたとき

彼女の病気が発覚します。

病名は「致死性脳劣化症候群」。

彼女のためだけに名付けられたこの病気は

脳を使えば使うほど、思考をすればするほど

彼女の命を削っていきます。

そんな二人とその二人をとりまく人々の物語です。

 

単行本・文庫本では、中編小説が2本収められています。

上の物語をSide Aとし、Side Bが加えられています。

 

Side Bはどう書こうにもネタバレになってしまいますし、

Side Bの冒頭の一言で「え!?」と思ったあの感覚を皆さんにも

味わっていただきたいのでぜひ本で読んでいただきたいです。

 

 

Side Aの主人公の夫婦は、

小説好きな夫と、小説家の妻なのですが、

二人を結ぶきっかけになったのが彼女の小説です。

「小説・文章を書くこと」に関するやりとりがあるのですが、

「書ける人」と「書けない人」という表現にすごく共感しました。

 

私は小さな頃から本が好きで、いろんな本を読んできました。

いろんな作品を読んでいて、次第に「私も書いてみたい」と

そう思うようになりました。

ただ、いざ書いてみようとしても今まで読んだ小説の二番煎じのようになってしまうし、

何かの場面を書こうとしても情景描写が進まないので

「私は才能がないんだ」ということをすぐ実感しました。

 

だからこそ、主人公の彼がいう「書けない人」から「書ける人」への憧れ

ということがすごく共感できました。

 

作家の有川さんはいうまでもなく「書ける人」で

さらにこの本は「読ませる本」だと思います。

小説にも「読ませる本」と「読める本」があって

「読ませる本」は「早く続きが読みたい!」と先へ先へと読んでしまう本で、

自分のペースというよりも、本・作家のペースで読まされる感覚です。

同じ作家さんであっても「読ませる本」とそうでない本はありますが。

 

この本では読者のペースではなく「有川さんのペース」で読まされた感覚でした。

正直、有川さんの作品の中でも苦手な作品、読めなかった作品もあるのですが、

この作品は、自分の中ではアタリでした。

 

情景が容易に想像できるだけでなく、

情景の匂いが漂ってくるような感覚に陥ったり、

登場人物に腹を立てたり、

かなり感情移入できる作品だと思います。

 

悩んでいる方がいらっしゃったらぜひ読んでいただきたいです。

 

装丁のリボンの包装もとても可愛くて好きな1冊です。

 

 

 


ストーリー・セラー【電子書籍】[ 有川浩 ]

 

パリでのX JAPAN YOSHIKIさんのQ&Aでのおはなし。

パリでX JAPANYOSHIKIさんのQ&Aでのおはなし。

 

昨年、友人とパリに旅行に行ったのですが、

旅行の計画をしてる時にSNSを見ていたら

同じ時期にYOSHIKIさんがヨーロッパを映画の宣伝で回るという情報が流れてきました。

しかも、私たちの旅行の日程とYOSHIKIさんがパリにくる日程がぴったり一致!

 

 

 

私は中学時代からX JAPANが大好きで、

これはなんとしてでも行きたいと友人に言うと

友人は快諾。

 

すぐにフランス語がわかる友人に連絡をして、

チケットを取ってくれるようにお願いして、

後日チケットを取ってもらいました。

 

パリでの滞在中頭の中はYOSHIKIさんのことばかりでした(笑)

 

 

 

WE ARE X DVD スタンダード・エディション
 

 

 

ドキュメンタリー映画の「We Are X」という作品の宣伝を兼ねてのQ&Aだったので、

まずは映画鑑賞から。

 

映画自体は実は、日本でも観ていたので内容は知っていたんですが、

もともとこの映画はアメリカで作られているので

ベースが英語。

映画の中で出てくる映像には日本語。

フランスでの公開なので字幕はフランス語という

なんだかはちゃめちゃな感じでした。

 

映画が終わるといよいよYOSHIKIさんの登場です。

 

人生で初めて生で見るYOSHIKIさんに感激しました。

まさか、この目で見ることができるとは思いませんでした。

しかも距離が5メートルほどという超至近距離で大感動。

あとで友人に「ずっと口半開きになってたよ」と言われました。

 

司会の人とYOSHIKIさんが目の前に座って

すぐにQ&Aが始まりました。

 

正直、フランス語と英語のやりとりだったので、

英語が少しわかる程度の私には難しい内容でしたが、

友人に通訳してもらいながらなんとかついていくことができました。

 

映画やメンバー、曲作りに関するやりとりがほとんどだったのですが、

一人とても興味深い質問をされた方がいらっしゃいました。

 

「映画の中にも登場する天皇陛下在位10周年の楽曲を書いてらっしゃいますが、

2020年の東京オリンピックにも曲を書くんですか?」

 

この質問には会場がどよめきました。

ちょっと興奮したような感じの反応でした。

 

YOSHIKIさんは

「良い質問だね。でもこれに関してはあと1000日くらいはコメントできないんです。」

とおっしゃっていました!

 

 

このQ&Aが行われたのが2017年の秋だったので、

1000日というと約3年。

3年後は2020年!

 

ということは

YOSHIKIさんが2020年の東京オリンピックの開会式か閉会式で

楽曲を演奏、提供するのでしょうか?

 

結局、そのままこの質問は終わってしまい、

どうなるかわかりませんが、

ファンとしてはぜひYOSHIKIさんに演奏して欲しいです。

 

 

 

 


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金城一紀『対話篇』

私の好きな作家に金城一紀という作家がいます。

 

金城一紀さんの小説は映画化・ドラマ化されているものも多く、

金城一紀さんの名前は知らなくても金城さん原作の作品を観たことがある方は多いと思います。

窪塚洋介さん、柴咲コウさん主演の映画『GO』

V6の岡田准一さん、堤真一さん主演の映画『フライ・ダディ・フライ』や『SP』シリーズなど。

最近は原作とは違いますが、山田孝之さんと菅田将暉さん主演のドラマ『dele』にも関わっているそうです。

 

そんな金城さんの作品でとても好きな作品があります。

 それは『対話篇』という小説です。

 

 

 


対話篇(新潮文庫)【電子書籍】[ 金城一紀 ]

 

 

 

タイトルの通り「対話」で進んで行くストーリー。

 

 

・恋愛小説

・永遠の円環

・花

 

この3つの中編小説で構成されています。

そんなに厚い小説ではないので、普段小説を読まない方でも読みやすいと思います。

 

 

 

・恋愛小説

主人公の大学生「僕」と、同級生の「彼」とのストーリー。

クラスで〈透明人間〉と呼ばれていた「彼」に家に招かれた「僕」。

大豪邸に住む彼だが、広い家にただ一人で住んでいる。

「ご両親は?」と僕が聞くと「僕が殺したようなものなんだ」と答える彼。

穏やかな彼だが、なぜか彼と関わった人は死んでいってしまうという。

そんな彼が語る彼の恋愛についての話。

 

・永遠の円環

余命いくばくもない主人公と同級生Kとの対話で進められていく。

最愛の恋人を自殺失った主人公は、自殺の原因となった人物を殺そうと画策する。

しかし、余命短い主人公は体力もなく病院から出られない。

そこで同級生のKに殺人の共犯になって欲しいと話を持ちかけるのだが…。

 

・花

主人公と老齢の敏腕弁護士鳥越氏との旅の話。

東京から鹿児島まで車で旅をするという鳥越氏と

ひょんなことから同行することになる主人公。

車中での対話の中で、鳥越氏の過去と旅の目的が明らかになっていく。

 

どの作品も軽妙でありながらとても静かでシリアスな文体で書かれています。

金城さんの作品はどの作品もそうなのですが、

まるで映画をみているかのように目の前に映像が浮かんできます。

対話の中で静かに語られていく過去に自然と涙が溢れてきます。

どの作品も、誰にも邪魔されないような静かな場所で読んでいただきたいです。

読後はぜひ余韻に浸って欲しいです。

 

「恋愛小説」は玉木宏さん主演で、「花」は大沢たかおさんと柄本明さん主演で映画化もされています。

どちらの映画も美しい良い作品でした。

ぜひ、ご覧になって見てください。

 

 

 

ネタバレ サカナクション「魚図鑑ゼミナール@ZEPP NAGOYA 06/20」3.浅瀬ーアンコール

引き続き、サカナクションのライブツアー「魚図鑑ゼミナール」の感想を

ネタバレで綴っていきます。

 

 

 

 


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3.浅瀬

 

ここで

12.新宝島

会場は大盛り上がり。

正直、この曲はあんまり好きな曲ではなかったのだけれど、

今回初めて生で聴いて、「かっこいい」と思いました!

ライブに行くと毎回、好きな曲が増えます。

 

13.Aoi

最初のメンバーのコーラスがすごく好きな曲。

NHKのサッカーのテーマ曲だったということもあり、

W杯開催中の今、旬な曲という感じがしました。

初めて、この曲をライブで聴いた時に、

曲中に青い発泡スチロールの輪っかがたくさん舞っていたこと、

青い布が風でなびく演出があってとてもかっこよかったことを思い出しました。

 

 

14.ナイトフィッシングイズグッド

なんだか郷愁を感じる一曲。

どんどんサカナクションは偉大になって行くけれど

この曲を聴くと、すごく身近に感じます。

わかる人いるかな?

 

後半のコーラス「ららら」からがとても好き。

 

 

15.表参道26時

鉄板の一曲。

サビのコーラスの間あいだに一郎さんが入れる

「オッオッオッ オッオッー」というのがいつもツボ。

すごくかっこいい。

最後の「246左折 そう聞こえた 246左折」というところもすき。

ライブ映えする曲だと思います。

 

 次の曲は、

聴いたことのないイントロ。

表参道のアウトロからそのままセッションのようになり、

次はなんの曲だろうとワクワクしてみていると、

あれ?まだ声は聞こえないけど草刈さん歌ってる?と

耳をすませていると

 

「見えない夜の月の代わりに引っ張ってきた青い君」

 

この歌詞は!

 

16.ルーキー

イントロのシンセとレーザーで包み込まれる感じがすごく好き。

モッチと草刈さんのフロアタムの演奏もとても好きです。

以前、ブログ記事でも書きましたが、

私にとって特別な曲で、いろんな感情が混ざって胸がキューっとなる曲です。

 

17.アイデンティティ

みんなアイデンティティ歌える?

という一郎さんの掛け声で

会場の合唱から始まりました。

アイデンティティがない 生まれない らららら」

を4コーラスほどして、一郎さんが歌い出す感じ。

いつ聞いてもこの曲はかっこいいです!

 

 

18.ミュージック

暗転からのラップトップスタイル。

メンバー5人が同じタイミングでMacBookを開くのがかっこいい。

(私もサカナクションに憧れてMacBookを使っています笑)

サビ前に暗転。

ステージの明かりを待っていたら顔に何か水滴なようなものがあたったので

まさか、前に一郎さんが言っていた「イビザの泡パーティー!?」と

思っていたら演奏とともに会場が明るくなり、

シャボン玉が待っていました。

シャボン玉の演出、幻想的で良かったです!

 

19.陽炎

一郎さんがMCをしている後ろでメンバーがイントロを引き出したのですが

なんだかテンポがゆっくりでアレンジをきかせてたので、

「まさか初めて生で聴く陽炎がアレンジバージョンとは!」

と思ったら、ちゃんと途中から音源と同じスタートになって安心しました。

 初の陽炎、すごい盛り上がりでした!

 

 

 

 

 

en.1開花

アンコールということでこの曲をやります。

と一郎さんがギターをジャジャッと掻き鳴らすと

入りを間違えたようでやり直しに。

一郎さん曰く「よくある」とのこと。

ライブで開花を聴くのも初めてで嬉しかったな。

 

en.2ホーリーダンス

そのままの流れでホーリーダンスへ。

前にみたニンジャーライトの演出が頭をよぎりましたが、

ニンジャーライトの演出はなし。

サビで手を伸ばす仕草が一体感があって好き。

 

 

en3.夜の踊り子

「みんなまだまだ踊れる?」という掛け声で

お待ちかねの夜の踊り子へ。

アンコール最後の曲ということもあり、

会場の盛り上がりが凄かった!

 

 

行くかどうか悩んでいたライブですが

なぜ行くのを悩んでいたのか不思議なくらい良いライブでした!

 

改めて、サカナクションっていいバンドだなぁと思いました。

ホールツアーは近場の場所がないので見送りになりそうですが、

近場でのライブは絶対に外さないようにしようと自分に誓いました。

 

ちなみに、秋からのホールツアーでの一郎さんのお勧めは

11月16日イイイチローの日に、一郎さんゆかりの地の岐阜でやるライブだそうです。

 

 

アンコールで中日ドラゴンズアルモンテ新宝島を使って欲しいと言っていましたが

実現したようで嬉しく思います。

 

 

最後にセットリストを。

深海

1.朝の歌

2.mellow

3.フクロウ

4.ティーンエイジ

5.アムスフィッシュ

中層

6.21.1

7.明日から

8.ネイティブダンサー

9.涙ディライト

10.スローモーション

11.仮面の街

浅瀬

12.新宝島

13.Aoi

14.ナイトフィッシングイズグッド

15.表参道26時

16.ルーキー

17.アイデンティティ

18.ミュージック

19.陽炎

en1.開花

en2.ホーリーダンス

en3.夜の踊り子

 

 

 


魚図鑑 (初回限定盤 2CD+魚図鑑+Blu-ray) [ サカナクション ]

 

ネタバレ サカナクション「魚図鑑ゼミナール@ZEPP NAGOYA 06/20」2.中層

前回に引き続き、サカナクションの魚図鑑ゼミナールのレポをネタバレで書いていきます。

 

 


魚図鑑 (初回限定盤 2CD+魚図鑑+Blu-ray) [ サカナクション ]

 

 

個人的に嬉しかったのは中層のスタート。

モッチと草刈さんの前にフロアタムがセットされ

そのまま暗転して、上から幕が降りる。

スポットライトに二人の影と中央に重なり合う3つの輪。

そう、kikUikiのツアーのイントロと同じ!

 

6.21.1 

 

これから新しくステージが始まると言うような

「21.1」のワクワクさせるタムの響き。

盛り上がりを見せてステージ中央にはポーズを決めた一郎さんの姿! 

 

 

 


SAKANAQUARIUM 2010 (C)【Blu-ray】 [ サカナクション ]

 

 

このDVDのオープニングのアレです! 

 

 

 実は、この流れをやるにあたって過去の映像を見て、

ポージングを「コピーした」そうです。

一郎さんは幕が上がった後のポーズ

(後ろを向いて指を一本伸ばしているポーズ) をコピーしたと

アンコールで語ってくれました。

 

幕がそのままストンと落ちたら客席のボルテージはマックスへ!

今まで踊りたいのを我慢していた客席が一斉に踊り出す!

 

7.明日から、へ!

第1部から大幅に雰囲気を変えての第2部のスタート。

いつも通りのノリノリのサカナクションのライブに突入です。

もみくちゃになり、持っていたペットボトルが行方不明になりました(笑)

 

8.ネイティブダンサー

sakanactionあたりからライブで聴かなくなっていたので、

聴けて嬉しかった。

(3年ほどライブに行っていなかったというのもありますが)

「淡い日に僕らは揺れた」のあたりの会場一体となって

手を振る姿がサカナクションのライブらしくて嬉しくなりました。

アウトロの「そういう気になって」「そう雪になって」の言葉遊びが好きな曲です。

 

 

9.涙ディライト

一旦テンションの上がった会場を落ち着ける感じ。

アウトロのギターの「ジャッ!」という音に合わせて後方のライトが赤く強く光る演出がとてもカッコよかったですが、

言葉にすると全然伝わりませんね(汗)

 

10.スローモーション

スローモーション!キター!という気持ち!

まさかスローモーションを聴けるとは!

ただ、曲中にどうしてもミュージックビデオのカオスな映像が

頭をチラチラしてしまいました。

 

11.仮面の街

 なんだかちょっと苦手な曲。

不気味な曲というか怖いと感じてしまう曲。

「汚れてないのになぜか手を洗いたくなってしまったんだ」

という歌詞はとても共感できて好きです。

 

ここで、2部の「中層」は終わり、

3.浅瀬へ続いていきます!

 

「浅瀬」は次の記事で!

 

 

 

ネタバレ サカナクション「魚図鑑ゼミナール@ZEPP NAGOYA 06/20」1.深海

6月20日水曜日に名古屋で行なわれたサカナクションのライブ、

「魚図鑑ゼミナール」を受講してまいりました。

 

個人的には4年ぶりのサカナクションのライブでした。

結果から言うととても良かった。

魚図鑑のリリースのライブということで、

デビューアルバムの楽曲から最新曲「陽炎」までの網羅したライブになると思ったので

最近のファン向けにわかりやすい曲をやるかと思いましたが、

そんなことはなく、サカナクションらしいライブで、

昔からのファンの方が楽しめた内容だったのではないでしょうか。

 

※以下、ネタバレです。

 

 

 

 

 


魚図鑑 (初回限定盤 2CD+魚図鑑+Blu-ray) [ サカナクション ]

 

ライブは3部構成で魚図鑑に合わせて

「深海・中層・浅瀬」の3部構成でした。

 

今日は、1部の深海について。

 

ステージ後ろのスクリーンに

波の映像が映され、波の音がしばらくした後、

草刈姐さん、ザッキー、エジー、もっちが登場。

SEに合わせて演奏を初めていくのですが、

ステージ後方の映像にはスタッフの名前が順に映されていて、

なんだか映画のエンドロールのようでした。

 

オープニングが静かに終わると

一郎さんが登場し1曲めへ。

ステージに「深海」と表示されて、まさかの「朝の歌」。

 

いつものサカナクションのようにぶち上げてくるかと思いきや、

静かにスタート。

曲が進むにつれてゆっくりゆっくりと観客が揺れ出し、

まるでさざなみのようでした。

サカナクションという海に身を任せて沈んで行く感じがしました。

 

2曲め、mellow

少しテンポが落ちて、客席が大きくゆっくり揺れ出すよう。

アルバムsakanaction収録曲ですが、あんまり聴いていない曲だったため、

正直なところ、ライブ中はタイトルを思い出すことができずもやもや。

歌詞は出てくるから、聴き込んでいたことは聴き込んでいたよう。

 

3.フクロウ

自分の中で、サカナクションの定番曲。

朝の歌、mellowと静かにはじまったライブがこの曲で少し盛り上がってくる感じ。

ステージ後方には助さんのオイルアート。

「あぁ、サカナクションのライブに来たな」という感じ。

個人的には、イントロと中盤の息を吐く声が好き。

冬に聴きたい曲。

 

4.ティーンエイジ

ここでまさかのティーンエイジ。

嬉しかった!

一郎さんと草刈姐さんのハモリがすごく良かったが、

二人とも音程が取りずらそうでした。

アウトロでは、照明をカラフルに明滅させていて、

ダンスホールのようだったがパッと途切れて現実に戻される感じ。

このまま、クラブミュージックのような展開になるかと思いましたが、

原曲と同じような終わり方でした。

 

5.アムスフィッシュ

さっきのティーンエイジのアウトロでUPな曲調にしてきたと思ったのもつかの間、

センチメンタルなギターでアムスフィッシュへ。

最近、よく聴いていて無性に胸が締め付けられる一曲。

涙をこらえながら聴いていました。

もしかしたらライブで聞くのは初めてかもしれない。

生で聴けてすごく嬉しかった。

 

 

 2.中層へ続きます。

 

サカナクション「ルーキー」と私

サカナクションのルーキー。

 

 

ルーキー

ルーキー

 

 

 

この曲は私の中で、311と繋がって記憶しています。

 

311が起きた時、私は仕事をしておらず自宅にいました。

幸い、私が住んでいる地域では日常生活に支障をきたすようなことは

起きなかったのですが、毎日テレビで流れる映像があまりにも悲惨で、

テレビの前から離れることができませんでした。

ベットに横になっても、携帯で常に新しい情報がないか、

調べては恐怖に怯え、なかなか寝付けなかったことを記憶しています。

 

311から数日たち、少しずつ通常のテレビ番組が放送されるようになったころ、

私はNHKのニュースを食い入るように見ていました。

ニュース番組が終わると音楽番組が始まり、

サカナクションが登場しました。

 

この1年前の年、サカナクションにハマっていた時期があった私はそのまま番組を見続けました。

 

そこで披露されたのが当時の新曲の「ルーキー」でした。

 

イントロのシンセサイザーの音色に心つかまれ、

ギターのモッチとベースの草刈さんのフロアタムを叩く姿をはじめ

各メンバーの魅せる演奏、レーザーの演出に魅了されました。

 

連日の暗いニュースの中で、

強く前向きになれたのはこの曲のおかげでした。

 

次の日、CDショップに向かい「ルーキー」を探しましたが発売日前で買うことができませんでした。

その後も何回か足を運びましたが311の影響で配送が遅れ、なかなか手にできなかった記憶があります。

 

入手してからはエンドレスリピートで「ルーキー」ばかりを聴き続けました。

購入したCDについていたライブの先行予約にすぐに申し込み、人生初のライブハウスでのライブへ。

 

SAKANAQUARIUM 2011 ZEPP ALIVE

 

初のサカナクションのライブ。

バンドスタイルだけでなく、ラップトップを使ったインスト曲の演奏に魅了され、

夢の中にいるようでした。

 

この幸せな空間で生で「ルーキー」を聴けた時は感無量でした。

 

会場で暗転の中、レーザー、ライティングと音楽に包まれ、

そのままサカナクションのさらなる虜になっていきました。

 

「ルーキー」

今でも強く好きな曲です。

 

 

はじめます。

ひっそりはじめます。

 

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