言葉と音楽

好きな、本、映画、音楽について綴ります。金城一紀、村上春樹、西加奈子、サカナクション、椎名林檎が好きです。

サカナクション「834.194」

久しぶりのブログです。

今更ですが、サカナクションの最新アルバム「834.194」についてです。

 

 


834.194 (通常盤[2CD])(応募抽選ハガキなし)

 

私の感想は一言で言うと「このアルバム、聴いたことある」。

 

これは二つの意味があって、

一つは久しぶりのアルバムということで、

前作のアルバム「sakanaction」後に発表された楽曲が収められているのですが、

その間に発表された曲が多いのですでにシングルや配信で聴いた曲ばかりのラインナップという意味での「聴いたことある」。

 

もう一つは「今までのサカナクションサカナクションを取り巻いている音楽」が取り込まれているように感じるので「このフレーズ、聴いたことある」。

 

どういうことかと言うと、

「陽炎」のイントロの「ジャジャジャジャッ!ジャジャジャジャッ!」のリズムの「モノクロトーキョー」感。

初めて聴いた時にモノクロトーキョーと同じでびっくりしました。

 


DocumentaLy(通常盤)CD

 

 

「ナイロンの糸」のラスサビ前の「この海に居たい」からのメロディーがアルバム「sakanaction」に収められている「mellow」と同じ。


sakanaction (通常盤)

 

「マッチとピーナッツ」の「bibio」感。

「マッチとピーナッツ」を初めて聴いた時に「なんか聴いたことある曲だなぁ」と思ってモヤモヤしていたのですが、色々記憶を探って居たらこのアーティストにたどり着きました。

数年前に一郎さんがラジオで話していたアーティスト「bibio」。

当時、「どんなミュージシャンなんだろう?」と思ってbibioのアルバムを購入しましてなんども聴いていたことを思い出しました。

 


Ambivalence Avenue [帯解説・国内仕様輸入盤] (BRWP177)

「マッチとピーナッツ」はこのアルバムにそっくり。

ぜひ聴いてみてください。 

 

 

ここ数年の「サカナクションらしさ」と「サカナクションを作っているもの、影響を与えているもの」が合わさったのが今回のアルバムなのかな、と思いました。

 今のサカナクションという感じ。

 

そういう意味で、「魚図鑑」を聴いてファンになった方や、最近サカナクションを聴き始めた方にはぜひ聴いていただきたいです。

サカナクションの前身バンドの「ダッチマン」時代のアレンジのセプテンバーが聴くことができるので、原点から最新のサカナクションまで網羅しているアルバムと言えるかもしれません。

ぜひ聴いていただきたいです。